「みそ汁が飲みたい」「子どもに納豆を食べさせたい」「だしがない…」――東南アジアで暮らしていると、日本食の食材に悩む瞬間は思ったより多いものです。今回は私たち家族が実際に試してきた、現地での日本食材の賢い入手方法を5つご紹介します。

① 現地の日系スーパー・アジア系スーパーを活用する

東南アジアの主要都市には、日系スーパーマーケットが意外と充実しています。

バンコク、クアラルンプール、ジャカルタ、ホーチミンなどの大都市には「フジスーパー」「ドンキホーテ」「イオン」といった日系チェーンが進出しており、みそ・しょうゆ・だし・乾麺など基本的な食材はほぼ揃います。

また、中国系・韓国系のアジアンスーパーも狙い目です。ここではのり・麦茶のパック・豆腐・枝豆・きなこなど日本食でも使える食材が、日系スーパーより格段に安く手に入ることがあります。「日本製」にこだわらなければ、品質も十分なものが多いです。

実体験メモ
近所の韓国系スーパーで見つけた韓国産の麦茶は1箱500円以下で購入できました。子どものスクールに持っていく水筒に麦茶を入れているので、大活躍しています。

② 日本からの一時帰国・知人のお土産を最大活用する

海外在住者のあるある「帰国時の荷物がパンパン」問題。でもこれは日本食材を補充する絶好のチャンス。

一時帰国のたびに、重量配分を計算しながら優先順位の高い食材をスーツケースに詰め込むのが私たちの定番ルーティンです。

特に現地調達が難しいものや高価なもの――白だし・レトルトカレー・インスタント食品からワンプッシュ殺虫剤などの送れないものは、帰国時に「大量買い」しておくと安心です。日本の実家や友人に「お土産リクエスト」として頼むのも立派な戦略。喜んで持ってきてくれる方が多いです。

節約ヒント
重くて日持ちするものは日本で調達。軽くて現地でも買えるものはスペースを空けて他に回す、という「食材の仕分け思考」を持つと荷物が劇的に整理されます。

③ 国際配送対応の日本食材通販サービスを使う

近年、海外在住の日本人向けに国際配送を行う通販サービスが充実してきました。「Japan Centre」「Nippon Food」「Shimizu Shokuhin」などのサービスでは、日本から直接食材を取り寄せることができます。

東南アジアへの配送に対応しているサービスも増えており、送料はかかるものの「どうしても日本の味が欲しい」というときに重宝します。

また、Amazonの日本サイトでも一部食品の国際発送が可能なものがあり、定期便(Subscribe & Save)を活用するとコストを抑えることができます。定期的に消費するものはまとめて定期購入にするのがおすすめです。

コスト管理のコツ
送料の元を取るために、数家族で「共同購入」をするのが東南アジア在住の日本人コミュニティでよく行われています。日本人コミュニティのSNSグループで呼びかけてみましょう。

④ 現地Eコマース(Shopee・Lazada・Ali Expressなど)で探す

東南アジアで広く使われているECプラットフォーム「Shopee」「Lazada」は、日本食材の宝庫でもあります。

現地の業者が独自ルートで輸入・販売しているケースが多く、店舗で見つからないニッチな食材が見つかることも珍しくありません。

検索のコツは、「日本語商品名をそのままローマ字入力」または「Japanese + 食材名(英語)」で検索することです。

たとえば「Japanese miso paste」「dashi powder」「mirin」などで検索すると多くの出品が見つかります。レビューと販売者の評価をしっかり確認すれば、品質の問題も避けやすくなります。

注意点
偽物・期限切れ商品のリスクもゼロではありません。高評価の販売者、かつレビュー件数が多いショップを優先しましょう。

⑤ 現地食材で「代替・自作」する発想を持つ

最後に、これが実は一番サステナブルな方法かもしれません。「ない食材は作る・代替する」という発想の転換です。東南アジアは食材が豊富で、工夫次第で日本食に近い味を再現できます。

たとえば、現地のスパイスを使ってカレーを作ったり、だしが手に入らないときはかつお節不使用でも干しイカや余ったエビの頭干しエビで旨みを出す、といったアレンジが効きます。

東南アジアには良質な豆腐・もやし・空心菜・きのこ類が豊富にあるので、日本食の「和えもの」「炒め物」「スープ」はかなり本格的に作れます。

また、子どもたちにとっても「現地食材で日本食を作る」経験は、食文化への興味や適応力を育む良いきっかけになります。

おすすめ代替リスト(一例)
みりんがない → 酒+砂糖で代替 / 薄口しょうゆがない → 普通のしょうゆ+水で薄める / 大葉がない → バジル(スイートバジル)で風味を近づける

まとめ

海外での日本食材確保は、最初は「大変だな」と感じるかもしれませんが、慣れてくると「どこで何が手に入るか」のマップが自然と頭に入ってきます。

①現地スーパー ②帰国時の買い込み ③国際通販 ④現地EC ⑤代替・自作――この5つを上手に組み合わせることで、東南アジアでも家族みんなが喜ぶ日本食を無理なく続けることができます。

皆さんの「これが使える!」という現地食材や裏ワザがあれば、ぜひコメントで教えてください。一緒に知恵を分かち合えると嬉しいです!